詩篇 #16

第16篇

1 神よ、わたしをお守りください。わたしはあなたに寄り頼みます。
わたしは主に言う、「あなたはわたしの主、あなたのほかにわたしの幸はない」と。
地にある聖徒は、すべてわたしの喜ぶすぐれた人々である。
おおよそ、ほかの神を選ぶ者は悲しみを増す。わたしは彼らのささげる血の灌祭を注がず、その名を口にとなえることをしない。
主はわたしの嗣業、またわたしの杯にうくべきもの。あなたはわたしの分け前を守られる。
測りなわは、わたしのために好ましい所に落ちた。まことにわたしは良い嗣業を得た。
わたしにさとしをさずけられる主をほめまつる。夜はまた、わたしの心がわたしを教える。
わたしは常に主をわたしの前に置く。主がわたしの右にいますゆえ、わたしは動かされることはない。
このゆえに、わたしの心は楽しみ、わたしの魂は喜ぶ。わたしの身もまた安らかである。
10 あなたはわたしを陰府に捨ておかれず、あなたの聖者に墓を見させられないからである。
11 あなたはいのちの道をわたしに示される。あなたの前には満ちあふれる喜びがあり、あなたの右には、とこしえにもろもろの楽しみがある。