4月1日(月)~4月3日(水)の日程で、純福音東京教会の宣教団は札幌聖殿を訪れ、札幌神学校第三期生入学式礼拝、および札幌聖殿祝福聖会をお捧げしました。
札幌神学校 第三期生 入学式礼拝
4月2日19時30分より、札幌聖殿の多くの信徒と共に、札幌神学校第三期生の入学式、および感謝礼拝をお捧げしました。
礼拝メッセージ:心を騒がせないがよい
1 「あなたがたは、心を騒がせないがよい。神を信じ、またわたしを信じなさい。
ヨハネによる福音書 14:1~3
2 わたしの父の家には、すまいがたくさんある。もしなかったならば、わたしはそう言っておいたであろう。あなたがたのために、場所を用意しに行くのだから。
3 そして、行って、場所の用意ができたならば、またきて、あなたがたをわたしのところに迎えよう。わたしのおる所にあなたがたもおらせるためである。
札幌神学校の理事長である志垣重政担任牧師が講師を務め、「心を騒がせないがよい」と題して、恵みの御言葉を取り次ぎました。
「イエス様は、十字架に架けられ運命を迎えることを自ら弟子たちに宣言しました。しかし、それと併せて、”心を騒がせないがよい”と弟子たちに伝えています。イエス様はこの御言葉を通して、いかなる逆境や苦難、絶望的な状況の中でも、”神様が共におられる”ことを私たちに教えてくれています。私たちに不安や悲しみ、憂いがあろうとも、神様が共におられることを忘れないでください。全知全能であられる神様、三位一体なる聖霊様が共におられるので、私たちは不安や悲しみ、憂いを捨てることができます。イエス様の御言葉を心から信じ、大胆に突き進んでいきましょう。」と伝えました。
そして、「神学校での訓練の日々は苦しく、辛く感じるときもあるかもしれません。しかし、聖霊様が共におられることを疑わないでください。そのような確固たる信仰を育て上げる神学校生活となりますように」と札幌神学校第三期生を激励しました。
メッセージ後、志垣重政担任牧師は、キム・エリ、キム・ユヨン、田村祐眞、浜田侑里、西津愛羅、5名の新入学生の入学許可を宣言しました。
その後、パク・ヒギョン北海道宣教会長からの挨拶に続き、大坂太郎教授(山手町教会担任牧師)から歓迎の辞があり、志垣重政担任牧師の祝祷で入学式礼拝が締めくくられました。
宣教師への道を決心した神学生1人1人が、日本の福音化を牽引する真の主の僕となれるよう、引き続き多くの祈りとご支援を賜りますようお願い申し上げます。
北海道宣教会長挨拶:開校までの歩み(パク・ヒギョン勧士)
理事長の志垣重政先生が、最初にチョー・ヨンギ先生に札幌聖殿、および札幌神学校のお話をしたのは、2018年の6月でした。同年の9月に札幌聖殿創立礼拝を捧げ、2020年春から札幌神学校開校のための準備が始まりました。チョー・ヨンギ先生はとても喜んで下さり、札幌神学校のホームページに掲載されている祝福のメッセージを寄せて下さいました。「今でも、その時の先生の笑顔を忘れる事ができない」と志垣重政先生はいつも語っておられます。
2021年4月開校を目指しましたが、2019年暮れから蔓延し始めたコロナの為に状況が一変し、そこに日韓関係の悪化が拍車をかけて、2020年3月8日を境に、両国間におけるビザ発給が完全にストップしてしまいました。いつビザ発給が再開されるか全く見通しが立たない中、コロナ禍は更に悪化の一途をたどり、2021年の開校を断念せざるを得なくなりました。今思えば、衝撃的な事件だったと言えます。
更なるショックは、チョー・ヨンギ先生が2020年7月に倒れられ、1年を超える凄絶な闘病生活の末、2021年9月14日に天に召された事でした。しかし、悲しみに打ちひしがれている中、この事件は、担任牧師の志垣重政先生に何としても札幌神学校を2022年春に開校させなければならないとの強い決意を与えたのも事実です。
2022年開校に向けて、純福音東京教会の聖徒の方々の熱い祈りが始まりました。環境は絶望的でしたが、その祈りが聞かれ、2022年1月に日本語学校のビザ発給が再開され、祈った通りに2022年4月開校が成就したのです。祈りに応えて下さった父なる神様に、ただただ感謝を捧げるのみです。
先日、第一期生の卒業式を終えました。当初、8名の入学が許可されていましたが、ビザ発給を受けたものの家庭の事情で1名が来られなくなって、7名によるスタートでした。卒業式を迎える事が出来たことがとても感慨深く、喜びを禁じえません。
札幌神学校のために陽に陰に力になって下さった皆様に心から御礼申し上げます。特に、私たちに肯定的な考えと夢を見る秘法を教えて下さったチョー・ヨンギ先生に心から感謝を申し上げます。そして、学校長を引き受けて下さり、多大な支援をして下さるイ・ヨンフン牧師様、名誉顧問としてサポートして下さるチェ・ヨンウ牧師様、神学校教授として指導して下さる先生方、日本語並びに韓国語の先生方、心から感謝申し上げます。
何よりも、祈りと物質を通して札幌神学校を支えて下さっている純福音東京教会の聖徒の皆さんに、心から感謝を申し上げる次第です。
2024年4月2日 北海道宣教会長 パク・ヒギョン
札幌聖殿祝福聖会:お言葉ですから
4 話がすむと、シモンに「沖へこぎ出し、網をおろして漁をしてみなさい」と言われた。
ルカによる福音書 5:4〜7
5 シモンは答えて言った、「先生、わたしたちは夜通し働きましたが、何も取れませんでした。しかし、お言葉ですから、網をおろしてみましょう」。
6 そしてそのとおりにしたところ、おびただしい魚の群れがはいって、網が破れそうになった。
7 そこで、もう一そうの舟にいた仲間に、加勢に来るよう合図をしたので、彼らがきて魚を両方の舟いっぱいに入れた。そのために、舟が沈みそうになった。
4月3日11時より、札幌聖殿祝福聖会を主にお捧げしました。
講師を務めた志垣重政担任牧師が「お言葉ですから」という主題でメッセージを取り次ぎました。
「ペテロはイエス様の御言葉を聞いて従順し、網を下ろしました。その瞬間から、肯定的な考えに変わり、希望と夢を持つようになりました。ペテロのように、私たちもイエス様を人生の船に招き入れることで、人生が変わります。嵐や波がなくなることはありませんが、イエス様が共におられるので、その船は沈むことはないということを信じてください。そして、イエス様がともにおられる船は、魂が恵まれるごとく、全てが恵まれ、すこやかである船です。私たちは既にそのような船に乗っているということを決して疑わない信徒1人1人となりますように。」と御言葉を解き明かし、恵みを分かち合いました。
メッセージの後、志垣重政牧師は、礼拝に参加した札幌聖殿の信徒1人1人に、按手の祈りをもって祝福し、祝祷をもって礼拝を締めくくりました。