3月31日(月)~4月3日(木)の日程で、日本宣教会を中心とする純福音東京教会の宣教チームが北海道宣教を行い、4月2日(水)には札幌神学校4期生入学式礼拝をお捧げしました。
札幌神学生の果敢な伝道活動が実を結び、礼拝の当日はトルコ、香港、イギリス、ドイツ、アメリカの留学生を始めとした8名の初来者を含む総勢50名が教会に集まり、日本宣教会が準備した手作りの韓国料理で食事の時間を共にし、神様を礼拝する恵みの時間が備えられました。

礼拝:預言の御言葉の祝福

7 見よ、わたしは、すぐに来る。この書の預言の言葉を守る者は、さいわいである」。
ヨハネの黙示録 22:7
4月2日19時30分から始まった礼拝では、札幌神学校理事長の志垣重政牧師が講師を務め、ヨハネの黙示録22章7節より「預言の御言葉の祝福」と題して、恵みの御言葉を取り次ぎました。
「聖書における預言とは、聖霊によって預かる神の御言葉だと言えます。聖書の預言は未来のことだけを語るものではありません。未来を知れば、現在の自分自身の行動や考えが変わっていくため、現在にも影響を及ぼします。」と預言の書が与える偉大な力を解説しました。
そして、「御言葉は、父なる神様・イエス様・聖霊様の御声であり、心で聞いたら(レーマ)生命が宿り、偉大な力と励ましと慰めが臨むことを改めて胸に刻んでください。御言葉を聞くこと、読むこと、黙想すること、話すこと、宣言することは非常に大切です。しかし、最も重要なことは従順することです。従順する時に私たちの暮らしの中に偉大な神の光が灯ります。信仰の先輩たちは、御言葉を読み、聞き、従順した結果として大胆なキリストの御業をなすことができたのです。」と解き明かしました。
加えて、「札幌神学生が御言葉中心の生活を送り、大胆に御言葉に従順し、価値ある人生を歩みますように。」と祝福しました。
札幌神学校 4期生 入学式

メッセージを終えた後、志垣重政理事長がキム・ヨンフン、キム・ハミンの入学許可を宣言しました。
そして、札幌神学校の学校長であるイ・ヨンフン牧師(ヨイド純福音教会担任牧師)の映像メッセージ、およびパク・ヒギョン日本宣教会長の祝辞がありました。
今回の入学式では、福森由宣教授(名寄聖書キリスト教会)が代表祈祷を務め、大坂太郎教授(山手町教会担任牧師)が祝辞を述べ、また、粟屋信教授(札幌キリスト聖餐教会担任牧師)が歓迎の辞を述べました。
宣教師への道を決心した神学生が、祝福の通路として神様に貴く用いられ、真の主の僕となりますようにお祈りいたします。

日本宣教会からのご挨拶:開校までの歩み
理事長の志垣重政先生が最初にチョー・ヨンギ先生に札幌聖殿及び札幌神学校のお話をしたのは、2018年6月でした。同年の9月に札幌聖殿創立礼拝を捧げ、2020年春から札幌神学校を開校するための準備が始まりました。チョー・ヨンギ先生は、とても喜んで下さり、札幌神学校のホームページに掲載されている祝福のメッセージを寄せて下さいました。「今でも、その時の先生の笑顔を忘れることができない」と志垣重政先生はいつも語っておられます。
しかし、2021年4月の開校を目指しましたが、2019年暮れから蔓延し始めたコロナのために状況が一変し、そこに韓日関係の悪化が拍車をかけ、2020年3月8日を境に、両国間におけるビザ発給が完全にストップしてしまいました。いつビザ発給が再開されるか全く見通しが立たない中、コロナ禍は更に悪化の一途をたどり、2021年の開校を断念せざるを得なくなりました。衝撃的な出来事でした。
更なるショックは、チョー・ヨンギ先生が2020年7月に倒れられ、1年を超える凄絶な闘病生活の末、2021年9月14日に天に召されたことです。しかし、悲しみに打ちひしがれている中、この出来事が志垣重政先生に、「何としても札幌神学校を2022年春に開校させなければならない」という強い決意を与えたのも事実です。
2022年開校に向けて、純福音東京教会の聖徒の方々の熱い祈りが始まりました。環境は絶望的でしたが、その祈りが聞かれ、2022年1月に日本語学校のビザ発給が再開され、祈った通りに2022年4月開校が成就したのです。祈りに応えて下さった父なる神様に、ただただ感謝を捧げるのみです。
本日、第4期生の入学式を迎えるにあたり、歳月の流れの速さに驚くばかりです。入学の応募は30名を超えましたが、選ばれたのは5名でした。ビザ申請の直前に2人が辞退し、そしてもう1名は3月26日に来日したものの、避けがたい家庭の特別な事情で韓国に引き返さざるを得ず、最終的には2名の入学となりました。日本宣教の難しさを痛感せざるを得ませんが、入学することができた第4期生2名は、日本宣教の為に神様が選ばれたものと確信しています。
札幌神学校のために陽に陰に力になって下さった皆様に、心から御礼申し上げます。特に、私達に肯定的な考えと夢を見る秘法を教えて下さったチョー・ヨンギ先生に心から感謝を申し上げます。
そして、学校長を引き受けて下さり、多大な支援をして下さっているイ・ヨンフン先生、神学校教授として御用をして下さる先生の方々、日本語並びに韓国語の先生の方々、日々の食事を準備して下さる方々、心から感謝申し上げます。
何よりも、祈りと物質を通して札幌神学校を支えて下さっている純福音東京教会の聖徒の皆さん、心から感謝を申し上げる次第です。
純福音東京教会 日本宣教会 会長 パク・ヒギョン 勧士

